満たされない豊かな社会

食べ物だけのことではなくて

今の時代はお手軽に

お腹も知識も満たしてくれるファストフードのようなものに満ちた社会のようです。

お腹がすけば簡単に満腹感を得られ

体に不調があってもすぐに症状を緩和できる素晴らしい(？)即効性のある人工的なモノが次々開発されて

延々と「満たされない豊かな社会」は

心も体もどれもその場その時だけのごまかしの連続で

インスタントな生き方暮らし方は

先延ばしして根本的なことから目をそらしているだけ

結局はどうしようもない病気や現実としてあらわれることが多くあり

次々センセーショナルに救世主のようなものが現れては

簡単にあきられ捨てられ

超スピードで繰り広げられている使い捨ての、流行のモノや治療法や成功哲学

近頃は人までも使い捨てっぽく扱われて久しい

政治家の世界であれ、企業であれ、家族でさえも

満たされなければ理由をつけてその役割を交代させすぐに代役を採用する。

この世の人口が激減したらどうだろう

そんなことは続くのだろうか

美しい地球の資源も

動物、植物、水、空気…

もちろん人という存在までも

無数の快適な人生を求める道具にしているのではなかろうか？

地球の上に暮らすものが

空気や水をどんどん汚し

積もり積もる廃棄物の処理はどうしていくのだろう

不自然が世界をとりまく

愚かな振る舞い、このあり方に

そろそろ限界だなと誰もが感じているよね

自分に与えられた地上での時間

無駄遣いもほどほどにした方がいいのではないかな

生まれてきて体験したいことは

お手軽なファストフード風な生き方だったのだろうか？

便利なものが増えていく世界で

忘れてはならない普遍的なこと

実はみんな知ってるよね

写真の花は

ハワイ島キラウェアの溶岩台地に咲く

オヒアレフアです。

殺風景な焼き尽くされた大地に芽吹く

この赤い花

生命の力強さに感動したものです。